チーズフォンデュの思い出

上海ブギウギ

久々に食べてなつかしく思い出したこと、チーズフォンデュといえば、上海!
私が初めてチーズフォンデュを食べたのは上海!
しゃんはーい!
香さんのアパートに居候中、私が日本から持っていったお節料理たち(昆布巻、黒豆など)とチーズフォンデュという異色のコンビネーションで、腹十分目まで食べたこと。それがなんだかとても幸せだったこと。楽しかったな〜なんて思い出したら、ああ、上海はもう変わってしまったのかしら…と、切なくなりました。
だって03年正月に見た上海は、変化の中にあってとても美しかった。
豊かになることへの希望と、変わっていく哀しさと、どちらもが其処此処にあって、それが上海という街のムードにとても合って美しいと思いました。あちこちで古い建物が壊されて、新しいビルが建つ途中、未来的な高層ビルの狭間に昔からの市場や伝統的な民家があるといった街でした。市場とか、屋台とか、人しか通れない路地とか…この先無くなっていくことは誰にもわかっているけど、まだ在る。そういう、消える運命にあるものがたくさんあったように思います。

ワガココロノシャンハイ。

それでちょっと上海の話から飛びますが…
“発展”を目指すアジアやアフリカ、南米の人々には喪失しなくてはならないものが多すぎるように思うんです。かつて日本が目指し、現在の中国や、またはベトナムが目指す“発展”が、自国の文化や風習と切り離されたところに存在していることを、哀しいと思います。
秋からホーチミンに行く予定ですが、もしかしたら私はそこで、自分たちの文化と切り離された発展を目指すベトナムの人々を見るのかしらん。ふと、そんな気になりました。
その文脈で考えれば、私がベトナムでやろうとしていることは、(大げさだけど)欧米文化に則った資本主義の紹介か、という考えも浮かぶように思います。ただ、主義とか何とかすべてを超えて、私はAIESECには人と人を繋ぐ温かく強い力があると思うし、好きだから、やろうとしていることに迷いはないのですけど。きっとAIESECはベトナムの学生にとっても、価値ある機会を提供するはずです。

うーんもにゃらもにゃら、結局なんなんでしょ
…ていうか、チーズフォンデュでそこまで飛んだ…(笑