人生のレッスン

サラリーマン、事業家、医者、ホステス、直木賞作家、リリーフランキー(笑)
バイト先のお店にはいろいろな人が来ます。これら大人たちの自由時間を垣間見ることで学ぶことは多く、いい機会だなぁーと思っています。だって子供と接するときの親は親の顔をしてるし、学生と会うときの世間一般の大人って先輩の顔をしてるもんね。素の大人を見ることって、私達はなかなかできない!

そしてできるなら私が何を学んだのかを文章にしたいのだけど、私はただ感覚で感じとることがやっと。物事の道理、人間関係の妙、人生が作る顔…いろんな人を見て「あぁーそうかぁ」と、感じ入ることがたくさんあるわけです。たとえばこんな感じで↓

先日、オーナーの元後輩だというベンチャー企業の社長さんと話をしたとき、その人は、新卒社員に営業をさせる理由として「いろんな仕事を成功させる上での基礎力がつけるため」と言いました。そこで基礎力ってどういうものですか、ときくと「自分がやりたいことを実現するには一人じゃできないからね。人を納得させて動かすことを学ばなくてはどういう仕事も成功しないでしょう、正しそうな事を言ってもそれだけじゃ人は動かない。それをどうするかだ。人を巻き込んで事を成す実力が、どんな仕事をやるにも必要なんだ。」という風に説明してくれました。

その数日後、オーナーが「僕は男を見る目はある!女性はわからないけどねぇー。だって男は本物か偽物しかないんだ、本物と偽物のオーラは紫と赤くらい全っ然違う!」という話を冗談半分本気半分でしていたとき(というか紫と赤は割と近い色だと思うんだけども)、上記の社長さんの話が出たんです。「本物はずっと本物で、偽物はずっと偽物なんだけどね。こないだ来た○○っていただろ、あいつは偽物から本物になったんだよ!」って。

よくわからないから、どう偽物だったんですか?ってきくと「これは僕だけの意見じゃなくてね、周囲の人間であいつのことを信じる人はいなかったんだ。でもそれが会社を立ち上げるより前に一度ものすごい落ちた時期があって、そこから這い上がるときものすごい苦労をして彼は本物になったね。」と言いました。「ホラ吹きというわけでなく仕事もできるのだけど、彼を信じる人間はいなかった、昔はね。」というお話。

それをきいて先日の人物を思い浮かべ、なんだか私は「そーかなぁるほど」と思ったのです。一体なにがなるほどで、一体何を得たのか、うまく言葉にできないけどこういう体験が日々あって、きっと今後の私を助けるだろうと感じるわけです。

…書いてみてなんか。やけに真面目な学生っぽいなぁ、いいのかなぁ、えへ。