everyone says I LOVE YOU 〜世界中がアイラブユー〜

土曜日は、料理上手の友達の部屋で2人パーティー
私は食べるの専門!
おいしいサラダとグリルにきれいなトルコキキョウで飾られたテーブルは幸せ♪

私が彼女の部屋に着いた時、当人は誰かからの電話を受けながら料理中。
なんでもかっこ良くてやさしくて素敵な彼がいるにも関わらず、他の人に本気になってしまって、しかもその恋の相手には振り回されっぱなしという・・・そういう電話だったらしい。
そうそう、本当は、そういう恋多き年頃、のはず。だけどその友達は、最近母親に「ときめきが大切よ、ときめき、って、わかる?」と言われたっていうからもう、この2人で楽しく食卓を囲むという状況はやっぱり、いくらかまずいのかしらん。笑

でもごはんはおいしく、ワインもおいしく、話は楽しく、ウディ・アレンの『世界中がアイラブユー』という映画の話に。ひさしぶりだ!この映画、大好き!

そういう訳で、今回は思い出した『世界中がアイラブユー』の紹介です。

ミュージカルタッチの映画でこまごまと笑えるし(特にミュージカルシーンは)、映画のテーマが優しくてとてもいいです。ある裕福な家族の春・夏・秋・冬をめぐるお話なんだけど、春のNYに始まり、いろいろあって、クリスマスイヴのパリで終わり。
あらすじはこう、
ウディ・アレンはパリ在住の作家で元夫ジョーの役。
元妻ステフィは、子連れの弁護士と再婚して、NYで暮らしています。
ジョーとステフィの娘DJを語り役に、ジョーが恋人にフラれたのをステフィ夫妻が励ましたり、長男が保守共和主義に走ったり、婚約中の長女がとんでもない人に浮気して大騒ぎがあったりする一家の様子が描かれていきます。

なぁんだかいろいろあって複雑なようだけど、結局みんなオプティミストだからコメディになっちゃって、人生っていろいろだけど、家族っていいよね、っていうほんわかした気持ちになるという、そういう映画です。

とにかく一家の描かれ方がアメリカらしいというか、現代的というか、父、母、娘・・・の役割でつながっているのではなくて、個人と個人の関係でそれぞれが雑多につながっていて、知ってる事知らない事はもちろんあるけど、みんな家族だよね、みたいな。リアルなファンタジー、といった映画です。

ラストシーンがとても素敵。
たまにはこういう映画で浮き足立ってみてもいいかも。