【映画】ダーク・ナイト

夜の風が少しずつ秋の匂いになって、今週末はどこもお祭りですね。
私は久しぶりに予定のない週末で一日中、外で流れている祭りばやしを聴いてます。
(たまにお神輿や山車が通っていきます。)

今日は、8月に見た映画評、第一弾です。

■Dark Knight
ジョーカー役のヒース・レジャー、すごすぎる。狂気を表現する、というレベルを超えて狂気を体現している状態で、スクリーンにジョーカーが映るとそれだけで「ぅわ、やばい」って五感が反応する感じです。声の出し方、喋り方、目と指、口の動かし方・・・絶対スクリーンで必見。
そのヒース・レジャーのインタビューが先号の雑誌Cutに掲載されていたけど、すごく真面目で満たされないタイプの人なんだな、って思いました。集中し過ぎてほとんど寝れない、睡眠薬を1回分飲んでも効かないから2回分飲んだら意識がなくなったんだけど(たしか)2時間後には目が覚めてまた頭がすごいスピードで考え始める・・・って書いてあって、そりゃ死ぬよ。
惜しい人を亡くしたんだと思うけど、あの演技は生きるか死ぬか、そのくらい何かが懸かってないと、納得できないかも、ヒース・レジャー本人の表現力っていうより、狂気と邪気そのものが彼を動かして表現しているような感じ。
と、ここまでジョーカーの事ばかり書いてしまいましたが、まぁそういう映画です。
「ジョーカーすげーね。」
の、一言に尽きると。
ジョーカーの囁きにより"トゥー・フェイス(two face)"というバケモノも誕生するのですが、正味トゥー・フェイス、どうでもよし。中途半端なバケモノなんて、いなくても良かったぞー。まったく、悪役のくせにセンチメンタルなんだから、依って立つ根幹が邪悪なジョーカーの後では、恐怖も同情もない。
バットマンも、どっちでもよかったな、彼の苦悩とか。そもそも金持ちの道楽っていうのがね、やべ、バットスーツ使えねぇ、となったら代わりにランボルギーニで出動しちゃうんだから。私はバットマンよりスパイダーマンが好き。
個人的に一番素敵だと思ったのは執事のアルフレッドかな♪