2007-11-19 ベランダの思いで 去年の今頃わたくしは。 17階のベランダで、一人夜景を眺めていたのです。 夜の街はオレンジ色、ヤシの木も教会もオレンジで、緩慢な風が流れるホーチミン。毎日、いろいろな事があって、日差しが強くて、明日がわからなくて、でもすべて非日常でしかなくて、とにかく所属している場所がどこにもないっていう感覚。 たくさんの家があって、家族があって、人生があると知る。 けれどどこにも私は居ない。 あれはあれでしあわせでした。