築・幸福論

築 築 建築

私のしあわせ。

夜中にお湯を沸かすとき。真夜中に、キッチンが白い湯気でいっぱいになると世の中の誰からも切り離されて見えなくなったような気になるんだぬあ。ぁー、ほっとするひとときってやつです。

または、渋谷駅のスクランブル交差点に埋まるとき。交差点を渡る人が多すぎるので、相対的に私の存在は軽くなり、さらにスピードも速すぎるので、私がちょっとスピードを緩めたらもう彼らの世界から切り離される。そんな感覚が好きです、渋谷。(まさか渋谷もそんな理由で好かれるとは思うまい、ふふ)

でも、やっぱり思うことがありまして。一人でしあわせな時間を過ごすことは十分できる人間になったけど、それ、充実ではあっても幸福ではないんですね。それが、目下の課題です。

築・幸福論。