アメリカンギャングスター

デンゼルー!デンゼルー!!!
デンゼル・ワシントンが相変わらず格好良かった!

実話をもとにした映画で、デンゼル・ワシントンが新興ギャングでハーレムの麻薬王ラッセル・クロウがそれを追う刑事役(ああその配役だけで期待感MAX!)、そして監督はリドリー・スコットです。
裏世界で成功していくデンゼルと追うラッセルの2人を座標点としてお話は描かれるのですが、デンゼル・ワシントンは文句なしに良かったです。もともとのイメージとしてあるクレバーな感じとか、懐の深さ、孤高の人間像、そういうものがこの作品ではとてもよく出てました。
ラッセル・クロウ扮するルーカス刑事の方は、ちょっと残念だったかも。プライベートと仕事の対照とかが中途半端に描かれていて、観客としては結局ルーカスという人物に気持ちを引き込まれないまま終わった感じ。時間がないならプライベートの離婚訴訟とかに触れないで、仕事に生きる男としての部分だけ描いてほしかったなぁ。
ラッセル・サイドの捜査がだんだんと核心に迫っていくときの高揚感とか、かき集めのチームがひとつにまとまっていく過程をもっと丁寧に描写してくれたらよかったなぁーと思ったり。でもまぁ、おもしろかったから文句はないけど。

とにかく最後の最後、ついに2人が向き合って言葉の応酬をするシーンは素晴らしい。
こういうのって俳優冥利に尽きるシーンなんだろうなぁ!
くぅううううしびれるぅー。

もうすぐ上演終了です・・・機会があったらぜひ見てください。